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糞を洗わせて下さい、どこへでも伺います!

糞を洗わせて下さい、どこへでも伺います!

少し前まで暑熱で大変な時期でしたが、9月後半から朝晩は半そでだと肌寒い時期になってきました。牛の状態も良くなってくるので、この頃から活性酵母の給与がお勧めします!

糞を洗うと変化が目で見えて面白いので、たくさん洗わせていただきました。消化効率が良くなればエネルギーが生まれ、乳量、乳質の効果が期待できます。
活性型酵母(Actisaf)は、ルーメン内を嫌気性にすることで微生物が活性化し飼料効率の改善が期待できます。DA(ダイジェスチョン・アナライザー)では、給与1ヵ月ほどで写真のように大きな未消化繊維の減少が見られます(写真)。



使用目的もさまざまですが、
① 暑熱期に乳量、乳質の対策をしたいが油脂類の給与には抵抗があるという牧場で活性型酵母の使用を提案しました。

結果は、1年前の同時期よりも落ち込みを3.0~4.0㎏抑えることができていると評価いただけました。飼料効率の改善に加え、アシドーシス対策など活性型酵母に期待できる多くのアプローチによるものだと考えています。

②「弊社のパームファットYPT(パルミチン80%)をたくさん給与しても夏場の乳脂率が落ちてしまった事がありました。
パームファットYPTは暑熱対策に良い事は変わりませんが、脂の取りすぎは胃が持たれてしまうかもしれないので、今夏はパームファットYPT+活性型酵母Actisafの給与で対策をしてモニタリングをさせていただきました。パームファットYPTの給与量を少なくしても、併用することで乳生産を維持でき、コストも抑えられたとの声をいただきました。

暑熱期の例を紹介させていただきましたが、冒頭の通り乳生産が安定してくるこれからの時期に給与して、乳生産への影響をみることをお勧めしています。乳生産の向上が見られれば通期で給与する事も良し、乳生産の向上を確認して暑熱期に使う事もいいと思います。

気がついたら携帯のフォルダが牛の糞だらけになってしまいました。ぜひ酵母の使用を検討していただき私に糞を洗わせて下さい、(いける範囲で)どこへでも伺います。