課題は乳脂肪。そのとき…

越川ファームは祖父から始まって、自分で3代目になります。
搾乳しているのが約300頭、肥育が500頭で併せて800頭くらいです。

あるとき乳脂率が悪化して、なにをやっても向上しない時期がありました。
どうしようかと困っているときに、コンサルタントの先生から勧められたのがパームファット。似たような商品よりもちょっと高いから、少し躊躇しました（笑）。

でも、導入した途端に乳脂率がポンっと上がったんです。搾り牛は、今日与えた餌の結果が、明日明後日にはすぐに数字として分かります。
うちが所属している組合では、毎日成分を検査していて、基準より低ければ罰金。
だから結果にはシビアになりますよ。価格は少々高いですが、コストパフォーマンスは良いと思います。
生産者同士の口コミで良いものは自然に広まります。同じ組合員でも使っている人は多いです。パームファットは「やっぱ高いけどいいんだよな」となっています。

うちの使い方は、一年を通して、基本的に同じ給餌量。そして、数値を日々見ながら「ちょっと乳脂率が下がって来たな」と思ったら、一時的にパームファットを増やして、様子を見ます。夏場だけ使う農場もあるみたいですが、自分の考えでは、餌はずっと同じものじゃないと、食いが悪くなります。人間だって、ずーっと同じハンバーグ食べてたのに、突然筍とか入っていたら、「なんだこれ」ってなりますよね（笑）。

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これからの越川ファーム

餌の使い方は各社の営業マンからよく情報をもらっています。 ワイピーテックの林くんとは、会社とか商品とかを超越した関係だと思っています（笑）。「林くんという人間だから付き合っているんだ」とよく言っています。いい人間関係ができて、その結果として仕事がついてくる感じではないでしょうか。

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