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第1回デラコン・テック・エクスチェンジ 養豚ウェビナー 開催終了のご報告

2021年3月9日、デラコン・バイオテクニック社とワイピーテック共催にて「第1回デラコン・テック・エクスチェンジ 養豚ウェビナー」を開催しました。

 

※デラコン社はオーストリアに拠点を置くファイトジェニック(天然の植物由来の機能性原料)の世界的マーケットリーダーです。養豚、養鶏、養牛、養魚など各畜種向けに目的に応じて独自に開発したファイトジェニック製品を製造販売しています。

 

養豚生産者様、飼料会社様に多数ご参加頂きました。
ご多忙の中、ご参加頂きました皆様には、厚く御礼申し上げます。

 

講師にスコットフォースト飼料研究所で養豚栄養コンサルを務めるヤニス・ドッペンバーグ博士およびデラコン社で養豚グローバル・テクニカル・マネージャーを務めるシルビア・フォーチ氏の2名を招きました。

 

 

 

 

 

 

 

写真1 スコットフォースト飼料研究所 ヤニス・ドッペンバーグ博士

 

ドッペンバーグ博士からは「母豚の成績と子豚の健康を改善するための栄養戦略」と題し、

オランダの養豚生産の概要、オランダで普及している妊娠母豚および授乳母豚における2段階給餌やその配合設計と栄養的ポイントを解説して頂きました。

オランダの養豚では、平均産子数が約35頭、上位の農場では約38頭と非常に多産な母豚が使われていることに加え、

AGPだけでなく治療目的の抗生物質を削減するために、子豚の健康と母豚の連産性は重要な課題です。

特に現代の繁殖成績の高い母豚の場合、授乳中に母豚は体重を減らして(身を削って)子豚を育てるため、授乳中飼料摂取量は重要な課題であり、そのための妊娠母豚と授乳母豚の給餌方法について解説して頂きました。

 

 

 

 

 

 

 

 

写真2 デラコン社 シルビア・フォーチ氏(養豚グローバル・テクニカル・マネージャー)

 

シルビア・フォーチ氏からは「ファイトジェニック:母豚の成績を促進する天然資材」と題し、

母豚における酸化ストレスと飼料摂取、ファイトジェニック原料、ファイトジェニックの作用機序、そして、
ファイトジェニックによる成績改善について解説して頂きました。
特に母豚では、酸化ストレスによって引き起こされるインスリン抵抗性によって、飼料摂取量が低下することを紹介しました。

そして、幾つかのファイトジェニック原料は、香りや味によって飼料摂取量を増やすだけでなく、このインスリン抵抗性を低減することが、授乳母豚の飼料摂取量の改善に繋がることを説明して頂きました。
そして、デラコン社製品であるフレスタFの給与によって、授乳母豚の飼料摂取量を改善し、それにより、一腹離乳成績や母豚の繁殖成績を改善した試験結果を紹介させて頂きました。

 

講演内容やご紹介した製品の「フレスタF」に関するご質問、ご不明点、資料請求がございましたら

弊社営業部もしくはお問い合わせフォームまでお申し付け下さい。

 

今後ともみなさまのご期待に添えるよう全力で取り組んでいく所存でございますので、
何卒宜しくお願い申し上げます。